気晴らしのススメ

男60歳が、書くことで気晴らしと記録を。そして読んでくださる方のささやかな気晴らしにもなればと。

身近にあるもの……

sinsing です。 いろいろあって半年間ブログを休憩していました。 なんとなくずっと「死」が近くにあり……。4月、12年間も共にいた飼い猫がリンパ腫であることが判明。2ヶ月の闘病の末、亡くなった。直後、もう一匹の飼い猫が眼球摘出手術。 4月末、 義理のお…

二人の正義と侏儒の声

sinsingです。 年末から正月にかけて子供たちが帰省。家族全員がそろうのは2年ぶり。 悩みは抱えながらもそれぞれ一生懸命やっているようだ。親は見守って、たまに声をかけてあげるだけが良いようだ。 2022年がはじまった。一年の計は元旦にあり。なんの計画…

成功中の健康法-温冷浴とニンニク-

sinsing です。 今日は12月初旬。日本海側の冬がやってきました。山の上部は雪化粧しています。外出や運動がままならない冬、わたしのみならず「健康」が気になる方も多いのではないでしょうか。 作家の佐藤愛子さんは、エッセイ「なりゆき任せ」で、 「自分…

飛ぶ夢 -時間を飛ぶ-(2)

sinsingです。 山田太一の小説『飛ぶ夢をしばらく見ない』の主人公は、時間を飛んだ。前回同様、今回もわたしは沢木耕太郎のエッセイ集 『チェーン・スモーキング』の力を借りて、再び時間を飛びたい…。(前回は母の記憶に飛びました) 親孝行は済んでいる …

飛ぶ夢 -時間を飛ぶ-(1)

sinsingです。 前回のブログで、 エッセイは、・短い中で、深い知識や鋭い見識の披瀝もあり。・短い中で、見事な構成をこらしたものを見つけることもある。思わず感嘆してしまうような上手さ。・短い中で、本当にそんなことあったの?と驚かされるようなこと…

そして秋- エッセイなるもの

sinsingです。 夏から秋へ わたしにとって夏というやつはやっかいな季節である。 若い頃は良い。まさに命とエネルギーの発露の時間。神であるかのような全能感すら襲ってくる。その結果としての強烈な体験と歓喜の玉手箱のような時間。血が沸き立つような瞬…

3つのオリンピック

sinsing です。 東京オリンピックが終わり、暑すぎたこの夏も終わりました。今日は8月下旬。昼はセミが鳴くが、夕方からは虫の音も。秋を感じる時間が増えてきました。史上最低とも思えたオリンピック開会式は、ドタバタの日本をあまりに正確に表していまし…

突然 「幸(さいわい) 住むと人のいふ」

sinsing です。 ここ2-3週間の生活には59歳という年齢を考えさせられることがいくつかありました。 ●まずは県の美術展覧会を夫婦で見てきたこと。驚きは、各分野で最優秀作品に選ばれた方々の作品のすばらしさはもちろんでしたが、なんと言ってもその年齢…

ノンフィクションとしてのスポーツ でも私は充実?

sinsing です。なかなかに麗しく、気晴らしに満ちた一日でした。 なんといっても今日は、大谷翔平を見ながら井上尚弥ボクシング世界タイトルマッチをテレビ観戦できる日。だからなのか、朝食後のウォーキングも好調。100段少々ある寺院の階段を2回上がるル…

生命の季節と ホトトギスの裏の顔

sinsing です。 5月から6月は日本の一年で最も美しいとき。 新緑が映え、鳥が力強くさえずり、花が咲き誇る。雪国では、激しく命を感じるときとなります。 とくに好きなのが、クリやシイの花の生臭いような強烈な匂い。あの匂いのあとドングリが生み出され…

たった一言だった

sinsingです。 今日は近くのバラ園に行ってきました。数百種の数百本の株が林立する見事なバラ園でした。造園者と話すと、冬の剪定と誘引が想像以上に大変なことが分かりました。見えている結実の裏には必ず大いなる労苦があるのですね。 退職してから、作る…

サヨナラ 老害

sinsingです。 しばらくブログをやめていた。書くことが少々重荷に感じられたから。気楽に書くことにしよ。だって、いろんな時間を愉しみたいから。旅行も行けず、子供たちにも会えず… ならばこの今の時間の端端(はしばし)を愉しもうよ、と。このブログも…

今日の気晴らしは、坂とニュースと出産?

sinsingです。 今日は気晴らしに、妻と自転車で2.5キロ先の図書館へ。それから海沿いを走り、結構きつい坂を上がって公園でジョギングとストレッチをして帰宅しました。坂を自転車で上がるのは、息も切れ、心臓もバクバクしてしまい、60前後の夫婦にはちょっ…

気晴らしをするということ~その3

sinsingです。 さて、山村修氏の著書「気晴らしの発見」の紹介をもとに、気晴らしの効用や方法をここ数回書いてきました。またぞろその続きを… 山村氏はコレステロールの悪化や不眠のもととなるもの-ストレス-を、梶井基次郎の「檸檬」の一節を引用しなが…

気晴らしをするということ~その2

sinsingです。 昨日に続き、山村氏の本と共に。 山村氏は不眠ばかりでなく高コレステロールによっても体がむしばまれていた。昇進によるストレスによって。ストレスは目に見えず、敵としては強力。時間というものの感じ方が大きく変わってしまったという。そ…

気晴らしをするということ

sinsingです。 かつて、心が苦しいとき、山村修の「気晴らしの発見」という本をよく読んだ。この冬も、わき上がる煩悶・懊悩から逃れるためお世話になった。どうやら自分にとってこの本はひとつの避難所であるようだ。 著者の山村氏は有名大学の図書館司書。…

気晴らしのススメのはじめ

はじめまして sinsingです。 何かを書き綴ることが、もしかしたら自分の楽しみの一つとなり、また備忘にもなるかしらんと思い立ち、世に言うブログなるものを始めてみた。 しかしスマホで見てみると、広告があまりに幅をきかせ、主役はどっちじゃい、という…