気晴らしのススメ

男60歳が、書くことで気晴らしと記録を。そして読んでくださる方のささやかな気晴らしにもなればと。

サヨナラ 老害

sinsingです。

しばらくブログをやめていた。書くことが少々重荷に感じられたから。
気楽に書くことにしよ。
だって、いろんな時間を愉しみたいから。
旅行も行けず、子供たちにも会えず… ならばこの今の時間の端端(はしばし)を愉しもうよ、と。
このブログも同じく愉しもうと。

 

今日は里山の低山を歩いてきました。途中に立派なケヤキの大樹があります。見上げてはいつも感嘆しています。汗をかきながら、緑の濃い空気を浴びながら、最高の気晴らし。

f:id:sinsing:20210609220135j:plain

標高300m付近の大ケヤキ。これが2本並んでるのです。

困ったなあ

いま日本はコロナのなかでワクチンの遅延、オリンピックの可否、政治と業界との癒着、そして経済の停滞の問題などが喧(かまびす)しい。
ワクチンもオリンピックも政治的手腕はゼロ。
ワクチン・オリンピックは一過性の問題だが、しかし、この30年ものあいだ日本人の賃金がまったく上がっていないこと、日本経済が何も成長していないこと、日本の産業が国際競争力を無くしてしまったこと、これらは我が子や孫たちの将来にとって大いなる問題なのだ

ううっ、なんか話がまた重くなってきた。

その原因は…

ぼくはこの数年、地上波の民放テレビ番組はほとんど見ない(ワイドショーの政治問題は見る)。見る定番はBSの報道1930とプライムニュース。政治家が出演するから。
見ていて思うこと。
それは、老人がこの国の主導権を持っているようでは、前の30年と変わりの無い、絶望的な30年がこのあとも続くだろうということだ。
はやりの言葉を使えば、あきらかに「老害」である。
いまの日本を主導しているの政治家は次の5人
菅義偉総理大臣72歳、麻生太郎副大臣財務大臣80歳、二階俊博自民党幹事長82歳、阿倍元総理も下村博文政調会長も60代後半。

ぼくは50代後半から、自身の大きな変化を感じるようになった。それは……新しいことに対応する気力が失せていったこと、だ。
みんなが同じだとは言わないが、多かれ少なかれ「変化への反応」「初めてのことへの意欲・関心」は歳と共に衰えるに違いない。
経済も産業も、政治環境も、すべて変化している。産業では常に新しい事象が生まれては消えていっている。最近で言えば半導体、デジタル社会、あるいは脱酸素
古い知識と経験で対処できるはずがない。なにより、学ぶ力の失せた脳味噌、先を読む力の失せた脳味噌で対処できるはずがない。

変化を求めよう

せめて60歳代前半までが活躍する日本であって欲しいと思う。
たとえば佐藤正久衆議院議員60歳や林芳正参議院議員60歳などは、広く世界や日本を考え、先を読み考える力を十分に持っている。科学的でもある。
報道1930やプライムニュースでこの二人が話す内容やビジョンを聞くにつけ、こういう政治家にこの国を主導して欲しいと心から思う。できれば40代~50代に主導して欲しい。そして心から、老害は去れ、と思う。

そしてわたしたち

「民主主義は最悪の政治形態といわれてきた。他に試みられたあらゆる形態を除けば」とはチャーチルの名言だが、最悪の選挙民を有する国家の民主主義は、おそらく独裁政治よりも劣悪な政治となりうる。
つねに老害を選出してきたわれら選挙民の民度がいま試されている

あ、でもテニスのフェデラーナダルにはまだまだ頑張って欲しい!(^o^)  

ブログを気楽に書こうといった冒頭の言葉とは裏腹に、堅い、意固地な文章を書いてしまった……。反省。これから全仏オープンテニス 準々決勝 ナダル(スペイン)VSシュワルツマン(アルゼンチン)が始まります。絶対王者に対して小さな新鋭がどう戦うか…。楽しみです。
ではまた。