気晴らしのススメ

男60歳が、書くことで気晴らしと記録を。そして読んでくださる方のささやかな気晴らしにもなればと。

たった一言だった

sinsingです。

今日は近くのバラ園に行ってきました。
数百種の数百本の株が林立する見事なバラ園でした。
造園者と話すと、冬の剪定と誘引が想像以上に大変なことが分かりました。見えている結実の裏には必ず大いなる労苦があるのですね。


退職してから、作るとか生むとか育てるという言葉に嫉妬する自分がいます。
なにも生み出さなくなった自分への「責め」なのだろうと解釈しています。
その代替物として、いまはバラを植え育て、飼いネコをかわいがっています。
それも気晴らしの一つなのでしょうか。

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芳醇な香りと とりどりの色に癒やされました

 

昨日は「老害」を書きました。またぞろ、その続きになりそうです。

 

イギリスでは…

イギリスのジョンソン首相は56歳
そのジョンソンが、イギリスの「ワクチン研究・開発タスクフォース」の座長として白羽の矢を立て任命したのが、55歳のケイト・ビンガムという民間女性だったそうな。
若きジョンソン首相からの依頼の言葉がふるっている。
「人々の命をできる限り早く救って欲しい」その一言だったそうな。
ビンガム女史(オックスフォードを生物科学を専攻し成績優秀で卒業、ハーバードでMBA取得、ベンチャー企業のキャピタリスト)は、首相の明確な目標に呼応し、就任を引き受けたのだった。
その後のイギリスの驚異的な回復は巷間伝わっているとおりである。

 

日本ならば…

ひるがえって日本。
上記のような切れっ切れの依頼を「日本の老害」ができるだろうか?!
どうせ、「あれとあれのことを考慮に入れながら、これやこれをどうにか改善して欲しい。あ、そうそう、そのことも忘れないで!」などというのが関の山。
そして依頼のほこさきは間違いなく医学界の著名な重鎮に対してのみ。 というところでしょう。

 

ジョンソンの話から、イギリスの民主主義の底力と、底の浅い脆弱な日本民主主義との格差を垣間見た気がしました。

 

これから準決勝 はじまります

今晩もこれから全仏オープンテニスをWOWOWで堪能します。最高の男子シングルス準決勝です。
この大会で、ジョコビッチに対してイタリア・ムゼッティは2セット先取、ナダルに対してはアルゼンチン・シュワルツマンが1セット奪取。若手の見事な挑戦でした。
今宵はどんなドラマが待っているか…。

やばい。第一試合の解説はM氏だ。第二音声に変えて会場の音のみにしようかなぁ。

ではまた。