気晴らしのススメ

男60歳が、書くことで気晴らしと記録を。そして読んでくださる方のささやかな気晴らしにもなればと。

生命の季節と ホトトギスの裏の顔

sinsing です。

5月から6月は日本の一年で最も美しいとき。

新緑が映え、鳥が力強くさえずり、花が咲き誇る。
雪国では、激しく命を感じるときとなります。

とくに好きなのが、クリやシイの花の生臭いような強烈な匂い。あの匂いのあとドングリが生み出されます。
またはバラ。トゲの痛さと引き替えだとばかりに大輪の花を咲かせます。

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5月末、うちの庭に植えたバラの苗。命を感じます。

とりわけ鳥の鳴き声

そして季節の移ろいを強く感じさせるのは、ホトトギスキジバトの鳴き声。
下記のサイトでホトトギスキジバトの声を確認してみてください
地方にお住まいの方はしばしば耳にしていると思います。
(サイトの中の さえずり という部分をクリックしてみてください)


私は恥ずかしながらこの歳になるまで、鳴き声と鳥の名前が一致しませんでした。

キジバトの声は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。

 

とりわけ ホトトギスは…

ホトトギスは真夜中も鳴いています。縄張りを主張しているらしいです。「啼く」という語句のほうが相応しいような強く美しい声ですよね。

江戸時代の宝井其角の句 「あの声で  蜥蜴(とかげ)喰らうか 時鳥(ほととぎす)」が有名です。 確かにあの声でトカゲを食ってると思うと、ゾッともします。
また、ホトトギスは、なんとウグイスの巣に卵を産み付け、ウグイスに育てさせているそうな。 美しいものの裏側を示唆するようなホトトギスの生態です。

 

でも男の身勝手を言えば、鋭いトゲを持っているのを知りつつも、一度は妖艶な美魔女にそそのかされてみたい……。 これは人間の性(さが)でしょうかねぇ。
みなさんはいかがでしょう(^o^)