sinsing です。
5月から6月は日本の一年で最も美しいとき。
新緑が映え、鳥が力強くさえずり、花が咲き誇る。
雪国では、激しく命を感じるときとなります。
とくに好きなのが、クリやシイの花の生臭いような強烈な匂い。あの匂いのあとドングリが生み出されます。
またはバラ。トゲの痛さと引き替えだとばかりに大輪の花を咲かせます。
とりわけ鳥の鳴き声
そして季節の移ろいを強く感じさせるのは、ホトトギスとキジバトの鳴き声。
下記のサイトでホトトギスとキジバトの声を確認してみてください。
地方にお住まいの方はしばしば耳にしていると思います。
(サイトの中の さえずり という部分をクリックしてみてください)
私は恥ずかしながらこの歳になるまで、鳴き声と鳥の名前が一致しませんでした。
キジバトの声は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。
とりわけ ホトトギスは…
ホトトギスは真夜中も鳴いています。縄張りを主張しているらしいです。「啼く」という語句のほうが相応しいような強く美しい声ですよね。
江戸時代の宝井其角の句 「あの声で 蜥蜴(とかげ)喰らうか 時鳥(ほととぎす)」が有名です。 確かにあの声でトカゲを食ってると思うと、ゾッともします。
また、ホトトギスは、なんとウグイスの巣に卵を産み付け、ウグイスに育てさせているそうな。 美しいものの裏側を示唆するようなホトトギスの生態です。
でも男の身勝手を言えば、鋭いトゲを持っているのを知りつつも、一度は妖艶な美魔女にそそのかされてみたい……。 これは人間の性(さが)でしょうかねぇ。
みなさんはいかがでしょう(^o^)