気晴らしのススメ

男60歳が、書くことで気晴らしと記録を。そして読んでくださる方のささやかな気晴らしにもなればと。

今日の気晴らしは、坂とニュースと出産?

sinsingです。

今日は気晴らしに、妻と自転車で2.5キロ先の図書館へ。それから海沿いを走り、結構きつい坂を上がって公園でジョギングとストレッチをして帰宅しました。坂を自転車で上がるのは、息も切れ、心臓もバクバクしてしまい、60前後の夫婦にはちょっと怖いです。でも体力増進のため、とりわけ私にとっては血糖値対策と肺機能の改善のために、今後もがんばろうかなと……。坂を上がり終えたときの頑張った感と心地よい汗は何よりの気晴らし-愉しみ-になっています。

 

ひどいニュースのオンパレード

ひどいニュースが多すぎです。いつかまた書きたいと思いますがたとえば…

・40年経過した福井の原発を再稼働させるとのこと。 40年経過の劣化したコンクリートや鉄筋が、今後予想される大地震津波に耐えられるわけがない(なぜか関係者は問題ないと言い切っている)。計器も古すぎて有事に対応できないだろう。福島も古い原発だったのである。この国は昭和時代から時間が止まってしまっている……。

・我が地域でも75歳以上のワクチン接種の予約が始まった。だがすべて電話予約のみ。どの接種会場や医院が、どの程度予約が集中しているか、あるいは空いているかなど、まったく情報はゼロ。ネット上の情報ゼロだから効率的な予約が出来ないのです。高齢者の子供たちが予約を手伝っているのだから、ネット情報をもとに予約が出来れば、確実に集中を避けられ、効率的な接種が出来るはずです。この国は昭和時代から時間が止まってしまっている……。

・大阪で医療状況が逼迫している。大阪の患者を、遠い東京で受け入れようか、などという馬鹿げた話まで出ている始末。なぜ近隣の医療機関と連携して患者の分散化を果たそうとしないのか。国土が狭く、交通網が発達している日本だからこそ可能なはずの医療の効率ができない日本。やっと、鳥取が兵庫の患者を受け入れようかと言い出した。この国は昭和時代から時間が止まってしまっている……。

・インドでコロナが蔓延し酸素などの医療物資が不足している。そこで各国は支援に乗り出した。昨日は韓国も支援を表明。そして今日、やっと遅ればせながら日本も支援を表明。自由なインド太平洋構想のため日米豪印(クアッド)の協力を政治的に確かめ合ったはずなのに、その日本の支援表明が他国より遅れるとはなんという後手後手。他国の様子を見ながらでしか動かない昔ながらの日本は、今もなにも変わっていない。この国は昭和時代から時間が止まってしまっている……。

 

でもこの本は良い感じ

今日行った図書館のカウンターには旅関係の本が並んでました。コロナ時節です。そのなかで角幡 唯介 (著)の「極夜行」を借りてきました。

読み始めて、最初の10数ページ。ずっとまえに読んだ本のときより、著者の筆力が格段に上がってるなぁ(上から目線でゴメンナサイ)と感心至極。

この最初の10数ページは奥さんの出産シーンについてなのですが、私自身が我が子の誕生で感じた神秘や喜び、そして妻や子供たちへの愛をもう一度実感させてくれました。著者はこの出産を、「究極の光」という言葉で締めています。そしてその「究極の光」こそが、このあと続くのであろう極夜行の旅の目的でもあるというリンクを持たせているのでしょう。なんというウマさであることか…。著者が今後、北極圏で何を感じるのか、どんな苦難苦行が彼を待っているのか、楽しみです。

[角幡 唯介]の極夜行 (文春e-book)

 

みなさんの気晴らし-愉しみ-は何ですか?