成功中の健康法-温冷浴とニンニク-
sinsing です。
今日は12月初旬。日本海側の冬がやってきました。山の上部は雪化粧しています。
外出や運動がままならない冬、わたしのみならず「健康」が気になる方も多いのではないでしょうか。
作家の佐藤愛子さんは、エッセイ「なりゆき任せ」で、
「自分を自然に委せきること、この「自然」を「神」と考えてもらってもいい。未練執着を捨て迷わずに自然の意思に添うためには、健康法は邪魔なばかりなのである。」
と書いています。人はいつかは病み衰えて死ぬものだ、どんな健康法も意味ないよ、と。
これを書いたとき佐藤さんは64歳。現在はなんと98歳でいまだ現役。
「なりゆき任せ」の生き方と覚悟は佐藤さんにとって正解だったのでしょうね。
そうは言っても、そこまでの境地に至らない凡人のわたし……
健康の「ここ」が気になっている
この冬を迎えるに当たって、わたしにはちょっとした健康上の怖さがありました。
なにかというと「血流」! です。
すでに夏の終わり秋の始まりころから、はやばやと足が冷え靴下をはき始めていました。
指も冷えていました。
明らかに血流が悪くなっているな、と。
ウォーキングなどの運動はあいかわらず継続していたにもかかわらず、です。
血流はわたしにとっては一大事。これから迎える冬、いったいどうしたらいいんだろう…と。
わたしは40歳のころ、腎臓の病気をしました。それ以来クレアチニンやeGFRの数値が年齢とともに悪化しています。
腎臓は血のかたまり。血液の流れのなかで老廃物を濾過しています。よって血流は腎臓にとって生命線なのです。
そしていま、加齢が血流の悪化を加速させています。血糖値の高さも血管・血液に悪さをしています。
加えてわたしは喫煙者です。よって、もともと血流が悪い。
血流の悪化は、わたしの病める腎臓に大きなダメージを与えるのです。
禁煙すればいいじゃないかと言われるでしょうが、40年もの習慣とささやかな愉しみを捨てる勇気はありません(ワガママ)。
この秋から冬、どうにかして血流を改善をしなくちゃならん、と思っていたのです。
2つの実践
そこで2つのことを実行してみました。
その結果、明らかに改善したのです!
実行したことは2つ。
1 温冷入浴法(温冷浴)を実行する
2 ニンニクを食べる です。
始めて1ヶ月後から変化が……。
・手指はいつもポカポカ感があり、血が巡っている実感があります。
・足は、気候がずっと寒くなったにもかかわらず靴下を脱ぐ時間帯さえあります。
・就寝中、からだが温かい。夜具を重ねることもなく、いつもなら使う電気毛布もいまだに不要。
・パルスオキシメーターのPI値(指の血流量がわかる)が上がった。
と、変化があったのです。
具体的にどのように実行しているかというと……
1の温冷浴は……
1の温冷浴は…
以前、温泉に日帰り入浴に行っていた頃、湯冷めをしない方法として温冷浴をしていたことを思い出し家で実践することにしたのです。
家で毎日できないと意味がないですからね。
髪や体を洗ってから40度の湯船に入る(数分間)
→40㎝程度の深めのバケツに水を満たし、椅子にすわったまま、足を入れる(ふくらはぎ上部まで浸す)。そして手も、できれば手首まで入れる(1~2分)
→湯船に入る(数分間)
→2度目のバケツ冷浴(1~2分)
→湯船に入る(数分間)
→3度目のバケツ冷浴(1分) →湯船には入らず入浴終了。
わたしの場合はこのように 温→冷→温→冷→温→冷 と3セットで上がります。
温冷浴の効能は、「 温かいお湯に浸かることによる『血管の拡張作用』と、冷たい水に触れることによる『血管の収縮作用』。この血管の拡張と収縮を繰り返すことで、血流がよくなり、体内に発生した疲労物質の減少をもたらす」とのこと。
くわえて、わたしには心地よさがあります。水に浸しているときの気持ちよい冷たさと、湯船に入り直したときのジンジンくるような温かさの感触。風呂上がりの爽快感も違う気がします。(温冷浴の最後は冷浴で終わるのが良いらしいです)
ネット情報ではシャワーを使うことの方が多いようですが、手足だけでも良いと書かれているページもあるのでわたしはバケツにしています。
参照ページ↓
https://news.mynavi.jp/article/20181121-728163/
2のニンニクは……
2 ニンニクは…
スーパーに売っている にんにくの醤油漬けパック(20片くらい入っている)を食べる。
→1日合計3片を目安に食事中に食べる。
ニンニクの効能はすごいですね。このサイトでは10個の効能を挙げています。
基本的には代謝を高めて全身の血行を良くすることにあるようです。
https://www.tenpo.biz/tentsu/consumer/cate_health/2020-10-08-100000#i-5
一日4片までが適切と書いてあるページがほとんどなので、私は3片にしています。
以上、わたしの実践紹介でした。
実は、この実践にはおおきな副産物もあったのです。
それは妻の健康状態です。
妻(60歳)はずっと高血圧で。この秋に入る頃から上が140を越え続けていました(毎朝測定しています)。
水分を多めに摂ったり、塩分を控えめにしたり、運動もときどきしてはいたのです。でも下がりませんでした。
わたしの血流の効果を知って、妻も晩秋から上記2つを実行しはじめました。
すると見事に1ヶ月後、血圧が……。毎朝 140を着実に下回るようになったのです!
わたしも妻も、温冷浴とニンニクのどちらがより効果的だったのかは分かりません。
しかし効果を実感しているので、これからも続けるつもりでいます。
(※ただし改善されないことが1つ。それは右の人差し指です。この指だけは昨年から冷えがひどく、ちょっとでも冷たい物に触れたり冷気に当たると冷たくなり、感覚がなくなるのです。いま他の指はポカポカですが、この指だけはいまだ改善しません。)
これから真冬を迎えます。
この健康法の後日談があればまたブログしますね。
退職したら、生活上の優先順位1位が「健康」になってしまいました…。