気晴らしのススメ

男60歳over が、書くことで気晴らしと記録を。そして読んでくださる方のささやかな気晴らしにもなればと。

「林道歩き」の愉悦② 林道で見つけた趣味 (画像もどうぞ)

sinsingです。

前回のブログ「林道歩きの愉悦①」で書いたように、林道歩きは心地よいのです。
昨年までは健康/体力維持のためのウォーキングを、ほぼ家の周囲の道路で行っていたのですが、この春から晩秋まではほぼ林道でやってました。

車を10~20分走らせ駐車し、そこから山に向かう林道でウォーキングを1~2時間。家からの範囲で10本近くの林道がいたるところに巡らされているのです。

家の周囲のウォーキングでは足腰の鍛錬や血糖値・血圧の低下、血流の増加を目的に、歩くことに主眼をおくので多少なりとも一生懸命さを伴うのですが、林道歩きでは、なんとなく主眼は「心地よさの追求」みたいな感覚になっており、健康増進は二の次になっているような……。といっても長めに歩きますからそこそこの健康増進にはなってるのでしょうが。

林道歩きは楽ちん

林道歩きは「キツくない」のです。そもそも林道は林野の開発保全のためですから軽トラック程度が走れる斜度・路面状況なので、私たちのような60歳over夫婦でも楽に歩けるのです。その余裕のなかでなんとなく二人に新しい趣味が始まったのでした。

★★ 妻の新しい趣味 ★★

妻は、前回お伝えしたように「植物の同定(植物の名前調べ)」。以前から、道すがら「この花はなんだっけ?」とつぶやいていた彼女が得た最強の武器はスマホです。スマホでかざして撮影するだけで、花の名前がわかる!! この喜びが大きかったっぽいです。
アプリは iphone SEのカメラ機能。撮影すると下部のinformationで植物の名前などが自動的に出てくるんです。ときどきはアプリ「picture this」も使いますが使い方はほとんど同じ。大部の植物図鑑を抱えながら山を歩いているようなものです。帰宅してからも本日の収穫画像をおさらいするような念の入りようです。

★★ 私のみつけた趣味 ★★

それは「カメラ」でした。
退職まで、カメラは仕事の記録で使ったり、家族の撮影に普通に使ってきましたが、林道歩きをきっかけに「自分のための撮影」がとても楽しくなってきたのです。
「自分なりの美を探す」といった感じでしょうか。これがまた大きな気晴らしにもなっているのです。これについてはまたいつかダラダラと書かせていただきたいと思っています。

(好天のもと脱ぎ始めた奥さま)

前回同様12月2日に撮った、晩秋の林道画像を載せさせていただきます。
カメラは「Pentax K-30.」 レンズは 「smc PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6 ED」。両方とも2010年前後発売のオールドカメラ、オールドレンズです。古さとシャッター音が気に入ってます。jpeg画像の撮って出しです(露出調整あり)。

(ヤマウルシの実)

クサギ(臭木)の果実。夏には花が芳香を放ちアゲハチョウが群がってきます)

最近は、テレビを見てもネットの画像を見ても、色の誇張が気になって仕方がありません。いまや自然は、そのままの色で鑑賞するのではなく、ソフトウェアでケバケバしく派手に着色した人工的な色(スマホ的とでも言うのか)で楽しむのが当たり前になりつつあるようで、なんとなくしっくり来ないのです。
みなさんはどう感じてますか?

(ススキと光は相性がいいなぁ)

(見おろす日本海にきらめく波光)

秋は完全に消えて数日まえから冬模様日本海からの季節風は強く、氷雨が地面をぬらしています。これから丸3ヶ月は一般道路のウォーキングに逆戻りのようです。

みなさんの気晴らしは何ですか?

「林道歩き」の愉悦① 林道には発見がたくさん(画像もどうぞ)

sinsingです。

ここは北陸地方の片田舎。

12月2日は冬の低気圧から解放され、ひとときの小春日和でした。

そこで妻と二人で林道歩き。林道は山林の保全と活用のため、山地に巡らされた道ですね。付近の林道は舗装のある道が2割、残りは舗装無しといったところでしょうか。二人並んで歩くのがやっとの道が多いです。このあたり、林道がけっこう沢山あるんです。

この日は林道のなかでも整備された舗装道路を歩いてきました。だらだらと往復2時間。私はカメラマン。(以下、写真はsinsing撮影です)

妻の後ろから付いていきます。

「林道」歩きはたまらなく気持ちいい

出会う人も車もほとんどなく、晩秋の心地よい冴えた空気と秋色をたっぷりと満喫。

家に居るとアレやコレやとやるべき事を探したり、考えなくてもいいことが頭をよぎったり……。それに引き替え山を歩くと、移りゆく木々の景色や、道沿いの小さな植物・キノコたちに目が奪われ、心がからっぽ、無心になれる。歩くペースは家の周囲のウォーキングが圧倒的に速いけど、心の満足感は山歩きが一番(^_^)

そしてそのなかで生まれてくる趣味もある。

★★ 同定作業も面白い! ★★

道すがら、妻は植物探索とその同定作業に忙しい。

今年の春から妻の趣味になりつつあるのが植物の同定作業。基本的には「この花は何」「このキノコは何」、である。(妻がなぜ植物の同定にはまり始めたかは、また後日に。)(私はファインダーを覗きながら切るシャッター音の心地よさに嵌まってます)

妻につられるように私も少しずつ名前が分かるようになると、道ばたの草花や林のなかを見る目が変わってきた気がする。それまではただの草花・雑草だったのが「あ、〇〇〇だッ」と呼べることに喜びを感じるようになってしまったのだ。

なんでも同じなんだろう。それまではただの野球選手だったのが「フリーマンがまたホームラン打った」だとか、「テオスカーがまた種を投げてる」だとか口を突いて出始めると、スターがとたんに身近な愛すべき存在になり、応援したくなるから面白い。

植物も名前が分かると「〇〇ちゃん、また会ったね」となる。

★★ この日も植物たちが秋を感じさせてくれました★★

↑↑↑ ご存じムラサキシキブ。秋の代名詞。自然の奥深さを感じさせてくれる色ですね。

和名のムラサキシキブは、平安時代の女性作家である紫式部に例えたものらしいのですが、学名がまた素晴らしい
学名 Callicarpa japonica(カリカルパ  ジャポニカ)。(カリカルパ)は、ギリシャ語のカロス(美しいの意味)とカルポス(の意味)の合成語で、実の美しさを示したもの。文字通り「日本の美しい実」。日本美が学名になったのです。
そして英名は Japanese Beautyberry(日本の美しいベリー)! いいですねぇ!

学名の命名者はスウェーデンの植物学者ツンベルク。長崎の出島商館付医師として江戸時代、日本に1年滞在し、日本の植物学や蘭学、東洋学の発展に寄与した人。日本の美しさを世界に広めてくれた恩人ですね。なんと、ツンベルクは次の次に紹介するヤツデの命名者でもあります。

次は……

↑↑↑ 「ガマズミ」

赤い果実は熟して食用ともなる。晩秋のころにもっとも美味になり、冬になっても赤い果実が残ることがある。果実はヒヨドリメジロなどの小鳥に食べられて運ばれ、排泄物と一緒に種子が散布されて分布域を広げる、などとwikiには書いてある。
我が家にはヒヨドリが多く飛来していて庭を我が物顔に飛んでいます。そして植えてもないのにガマズミの木が何本も自生中。なるほどヒヨドリが運んできてたのかー。冬になるとガマズミの実をツンツンと食べている。かわいい子たちです。食欲は旺盛で、冬の間にほとんど食べ尽くされてしまいます。
果実は秋が深まると甘くなって、生食するほか、ジュースや、果実酒、ジャムなどに商品化されているらしいが、ウチでは作れないね。実は無くなるから。

かつてない酸味が健康の証/無添加原液100%!田子町産ガマズミジュース

そして最後に、

↑↑↑ これは「ヤツデ」
白い花を付ける常緑の低木。葉が大型で、大きく掌(てのひら)状に裂けた形をしているのでよく目立ちます。葉は8つほどに切れ込んいるものが多いらしい。なにより別名(地方名)はテングノハウチワ(天狗の羽団扇)。幼いころ見た妖怪図鑑では、確かに天狗はこんな葉っぱをウチワにして空を飛んでました。
学名もまた興味深く、Fatsia japonica(ファチジャポニカ) 。命名者はさきほど紹介したスウェーデンの植物学者ツンベルク。
Fatsiaとは日本語の「八 はち」のこと。日本人は「ハヒフヘホ」を、平安から戦国時代までは「ファ・フィ・フ・フェ・フォ」と発音していたと考えられています(定説となっている)。江戸時代にもその名残りで、ハチ(八)をファチ、あるいはファツなどと発音していたのを植物学者ツンベルクが聴いたのだろうか。
だから学名 Fatsia japonicaは「日本の八(ハチ)」の意となる。面白すぎ。いまや世界的に 'Fatsia'だけでヤツデを意味するようだ。ヤツデ万歳(^o^)

林道には多くの発見と趣味がころがっていました(^o^)
  ※植物の解説の多くをwikipediaを参考にさせていただきました。多謝。

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写真のことなど、続きはまた後日に。
みなさんの気晴らしは何ですか?

睡眠障害からの脱却 → 成功!

sinsingです。

おそらく睡眠障害です。

テレビを点けながらでないと眠れない。些末なことが脳裏をめぐり、睡眠の邪魔をするから。

だからダラダラと録画ビデオ(お得意様は「相棒」「刑事コロンボ」「刑事モース」など)」を流しながらいつの間にか寝ている、という睡眠の状況が続いていた。だがうまくはいかない。眠っていてもずっと光線と音が放たれているのだから熟睡できていない。熟睡できていないからトイレに何度も起きる…。
タイマーをかけた時はまあ良い。1時間後には消えているから。でも見ている途中で切れるのがイヤでタイマーをなかなかかけない。そうすると夜中じゅうテレビは赤々と光線を放ち続ける始末。もう何年もこの状態が続いている。(早期退職の原因の一つでもあった)

睡眠前のベッドでの読書は目にも悪いし、頭が冴えて一層眠れなくなることもある。腕も疲れる。。だから普通の読書ではムリ!

夜 読書 眠い男性 イラスト素材 [ 5653375 ] - フォトライブラリー photolibrary

ところが、妻と旅行に出かけることになった。さてさて妻とホテルで同部屋での就寝となる。テレビを夜中じゅう点けたまま眠るわけにはいかない…。(自宅では寝室は別室だから自由自在なのだが)。

ハタと困った。

そこで最高のアイテムを見つけたのです。
なので前回のブログにこう書いた。

個人的な話ーーー睡眠の困難さから私を解放してくれたアイテムをご紹介したいと思います。(テレビを見ながらでないと眠れなかったのに……)

優れたアイテムをついに発見したのです。それが、以下の文学作品を朗読してくれるサイトなのです。
利用は無料!!

題して「青空朗読」。これ最高です!!(一番下にリンクあり)
現在1250作品を朗読してくれてます。(増殖中)
使い方は簡単。このサイトで作家/作品を選び、スマホで再生するだけ
スマホタイマーを好みの時間にセットしてから再生すれば勝手に電源が切れてくれる…。

私は芥川龍之介の数編ですでに結構な月日が過ぎている。だって寝てしまうから次回も最初から聞くことになり、次の夜からも同じことの繰り返し。だから次の作品になかなか行けない。
妻はなんと夏目漱石の「永日小品 暖かい夢」(時間:13分42秒)という作品1編だけで数ヶ月が過ぎようとしているらしい。
これまた同じ理由。「寝てしまうから」とのこと。

この「青空朗読」は「青空文庫」の姉妹版だ。ご存じの方も多いでしょう。
青空文庫には、(著作権法の改正された2018(平成30)年末までに)作者の死後50年を経るなどして著作権の消滅した作品と、著作権者が「インターネットを通じて読んでもらってかまわない」と判断したものの、二種類がデジタルでおさめられている。
2024年秋現在で17626作品が閲覧可能。
これを有志が朗読してデジタル化し、サイトに収めてくれているのです。なんと有り難い!!

興味のある方はアクセスしてみて下さい。

 ↓「青空朗読」 ↓ 下記枠内にリンクされてます

という成功体験がありながら、最近は「青空朗読」あまり聞いていません。

なぜならカメラに興味が湧いてきて、YouTubeのカメラ談義をダラダラを見ながら眠ることが増えてきたから…。良くないよくない。

カメラの話はまたいつか…。

みなさんの気晴らしは何ですか?(^o^)

 

人工知能AIに対する民間投資と国力

国力を示す残念なニュース

sinsingです。

先日のニュースはまたしても日本人をガッカリさせましたね。(2024年5月7日報道)

人工知能つまりAIに対する民間の投資額(2023年)が、世界で12位だったとのこと(米スタンフォード大学)。

AI民間投資、首位米国10兆円 12位日本と100倍差

半導体競争に敗れ、社会のデジタル化でも先進国に大きく後れをとった反省をもとに、次世代のAIに対してはさぞかし日本も改心することだろう、そして自民党政府も臍(ほぞ)をかんだ苦い過去を思いおこしこれを積極的に支援するだろう、と心のどこかで期待していたのですが……。

春がすみ のように淡い期待でしたね。

投資額 日本はたった約7億円で世界12位。1位のUSAは100倍以上の10兆円です。
中国は77億で日本の10倍。日本の人口半分の韓国でさえ9位の14億円です。

AIの遅れ=これが将来の日本の致命的決定打になるように思えてなりません。AIは単にデジタルの発展度合いを示すのみならず、労働生産性にも大きく関連します。それでなくても生産性の低い日本が将来の低さまで決定づけるのでは…。平成以降、先を見て動くことのできない日本の特質は変わらないようです。

次回は、個人的な話ーーー睡眠の困難さから私を解放してくれたアイテムをご紹介したいと思います。(テレビを見ながらでないと眠れなかったのに……)

死 その身近にあるもの……

sinsing です。

いろいろあって半年間ブログを休憩していました。

なんとなくずっと「死」が近くにあり……。

4月、12年間も共にいた飼い猫がリンパ腫であることが判明。2ヶ月の闘病の末、亡くなった。
直後、もう一匹の飼い猫が眼球摘出手術。


4月末、 義理のおばが逝去。いつも穏やかな笑みをたたえる素敵な女性だった。
6月上旬、義理の父が逝去。農家として力の限り働き続けた86年だった。私たち夫婦をいつも支えてくれた。

その間、有名人の死亡もニュースに。
2月1日 石原慎太郎、すい臓がん(89歳)。尊敬する政治家。奔放な、自信に満ちた生き方にあこがれていた。
5月1日 慶応大教授(国際政治学中山俊宏氏(55歳)、くも膜下出血のため死去。政治解説が鋭く、応援していた。
5月3日 俳優、渡辺裕之(享年66歳)自死。妻である女優 原日出子を俺は好きだった。
5月11日 ダチョウ倶楽部上島竜兵(61)自死。自虐タレントの領域を切り開き、昔から笑わせてもらっていた。

小・中学からの友人3人の死も。
一緒に野球をした活発なM、いじめっ子だったF、照れ屋でひょうきんなY。みんな病死だったか。

自分自身も、6月に届いた人間ドックの結果が酷かった。あれだけ健康に留意した生活を続け、運動も続けていたのに……。
あらがっても無駄なのか。

死が身近にあった。
生きていることは偶然なのか?
生きることを楽しむとはどういうことなのか?
そのときはいつ来るのか?

生をかたちとして残すため、本の制作をはじめた。秋までに1冊を出版予定。

お盆が終わり3人の子どもたちもそれぞれの生活に戻っていった。そして亡き父母をふたたび彼岸に見送った。
今日からヒンヤリする空気を感じはじめた。虫も鳴いている。秋の気配。
何を思おうが季節はすすむ。

二人の正義と侏儒の声

sinsingです。
年末から正月にかけて子供たちが帰省。家族全員がそろうのは2年ぶり。
悩みは抱えながらもそれぞれ一生懸命やっているようだ。親は見守って、たまに声をかけてあげるだけが良いようだ。
 
2022年がはじまった。一年の計は元旦にあり。
なんの計画も目標も掲げなかったわたしの令和4年に大きな発展はなさそうだ。

ただ、小さな勇気は忘れないでいたい、と思う。
 

思いだすこと

ふとしたときに脳裏をかすめる、若き日の、苦い、二つの出来事がある。
 
ひとつは1980年ころの東京。大学1年生のことだったろうか。
当時の国鉄中央線、なぜかそのとき私は市ヶ谷駅のホームにいた。
電車待ちをしていると、背の高い年上の白人女性が近づいてきて、●●●駅にはどうやったら行けるか? と英語で尋ねてきた。
英語は理解出来た。だが東京新参者のわたしには、その駅への行き方がよく分からなかった。
そのうえ、ALTも居なかったその時代、外国人と話した経験もなかった。
逃げたくなった。
I don't know.  I'm sorry. 
とわたしは言い捨て背を向けると、彼女はホームを去って行った。
高校・大学と英語は得意教科だった。
 
もうひとつもやはり東京。1984年ころ。大学4年だったろうか。
大学のサークルメンバー9人で飲んでいた。東急東横線沿線の大きめのバーだったと思う。
しばらくすると突然、近くで飲んでいたらしい背はとても低いがガッチリした一人の大学生が
「俺は東工大の学生だ。おまえたちが気に入らない」と言いながらテーブルに割り込んできた。
するとこっちの仲間のA君(身体も大きくなく、運動も苦手)が
「なんだよ邪魔するなよ」みたいなことをその男に言うと、
間髪入れず、そいつはA君の頬をガツンと一発殴った。
A君は、「何するんだよ、痛いじゃないか」と頬を押さえた。
男は去って行った。
A君は頬を押さえ、あとの8人は「ひでぇヤツだなぁ」などと口ごもるだけで、ただ眺めていた。
わたしたち9人は野球サークルの仲間で、スポーツを愛していた。
 

二人の男と正義

○ 2022年1月23日お昼頃、JR宇都宮線の車内で、シートに寝転びながらタバコを吸っている若者を注意した高校2年の男子高校生が暴行され、さらに駅のホームでも土下座、暴行され、右の頬を骨折させるなどの重傷を負った。
 男子高校生は同級生と4人でいて、容疑者に「たばこやめてくれませんか」と注意し、容疑者が顔を近づけてきたので押したところ、10分以上殴る蹴るの暴行を受けたという。
周りには多くの乗客がいた。
 
○ 2022年1月24日まで、中国の最高学府である北京大学のもと教授 鄭也夫(ていやふ)(71歳)が、SNSを通じて声明を公表していた。
中国による台湾への軍事的威嚇は平和的な統一を遠ざけ、米国を巻き込んだ核保有国同士の戦争さえ招きかねない、と武力による台湾統一に反対したのだ。また反戦世論を形成する重要性も説いた。
中国内の知識人が、台湾政策に公然と異議を唱えるのは異例だった。
鄭さんは、いまどうなっているのだろう。
 
正義
たったの二文字。
目を覆いたくなる出来事がはびこる地上で、この二文字のある世界はいまやユートピアである。
このユートピアに少しでも近づくには、
勇気
この二文字も不可欠になる。
正義の心や良識をもつ人は多いが、変化のためには行動する勇気が必要だからだ。
 
しかしこの勇気を発揮すると、それは時として
蛮勇
となってしまいかねない。

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正義にもとづく勇気ある行動を蛮勇にさせないためには……。
●その行動に賛同する100人の小さな声があれば、それは一人の勇気ある行動に匹敵する。
●1万人の小さな声があれば、100人の勇気ある行動に等しくなる。
●同じ方向に向かう100人の勇気ある行動が集まれば、社会に変化が起きる……。
が必要なんだと思う。 

つまるところ要諦は、わたしたち侏儒の一声なのである。 ※侏儒(しゅじゅ)=こびと
-- - - - --             - - -  - -             --  --  -- - - -
40年前の白人女性とA君は、あのときの事を思い出すことがあるだろうか…。

今年は寅年。わたしは年男。還暦を迎える。
虎のように強くはないが、せめて侏儒の一声をあげる勇気をもてるようになりたい。

成功中の健康法-温冷浴とニンニク-

sinsing です。

今日は12月初旬。日本海側の冬がやってきました。山の上部は雪化粧しています。
外出や運動がままならない冬、わたしのみならず「健康」が気になる方も多いのではないでしょうか。

作家の佐藤愛子さんは、エッセイ「なりゆき任せ」で、

「自分を自然に委せきること、この「自然」を「神」と考えてもらってもいい。未練執着を捨て迷わずに自然の意思に添うためには、健康法は邪魔なばかりなのである。」

と書いています。人はいつかは病み衰えて死ぬものだ、どんな健康法も意味ないよ、と。
これを書いたとき佐藤さんは64歳。現在はなんと98歳でいまだ現役。
「なりゆき任せ」の生き方と覚悟は佐藤さんにとって正解だったのでしょうね。

そうは言っても、そこまでの境地に至らない凡人のわたし……

健康の「ここ」が気になっている

この冬を迎えるに当たって、わたしにはちょっとした健康上の怖さがありました。
なにかというと「血流」! です。
すでに夏の終わり秋の始まりころから、はやばやと足が冷え靴下をはき始めていました。
指も冷えていました。
明らかに血流が悪くなっているな、と。
ウォーキングなどの運動はあいかわらず継続していたにもかかわらず、です。

血流はわたしにとっては一大事。これから迎える冬、いったいどうしたらいいんだろう…と。

わたしは40歳のころ、腎臓の病気をしました。それ以来クレアチニンやeGFRの数値が年齢とともに悪化しています。
腎臓は血のかたまり。血液の流れのなかで老廃物を濾過しています。よって血流は腎臓にとって生命線なのです。
そしていま、加齢が血流の悪化を加速させています。血糖値の高さも血管・血液に悪さをしています。
加えてわたしは喫煙者です。よって、もともと血流が悪い。


血流の悪化は、わたしの病める腎臓に大きなダメージを与えるのです。
禁煙すればいいじゃないかと言われるでしょうが、40年もの習慣とささやかな愉しみを捨てる勇気はありません(ワガママ)。

この秋から冬、どうにかして血流を改善をしなくちゃならん、と思っていたのです。

 

2つの実践

そこで2つのことを実行してみました。
その結果、明らかに改善したのです!

実行したことは2つ。
1 温冷入浴法(温冷浴)を実行する
2 ニンニクを食べる  です。

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足を入れるバケツとニンニク

始めて1ヶ月後から変化が……。
・手指はいつもポカポカ感があり、血が巡っている実感があります。
・足は、気候がずっと寒くなったにもかかわらず靴下を脱ぐ時間帯さえあります。
・就寝中、からだが温かい。夜具を重ねることもなく、いつもなら使う電気毛布もいまだに不要。
・パルスオキシメーターのPI値(指の血流量がわかる)が上がった。
と、変化があったのです。

 

具体的にどのように実行しているかというと……

1の温冷浴は……

1の温冷浴は…
以前、温泉に日帰り入浴に行っていた頃、湯冷めをしない方法として温冷浴をしていたことを思い出し家で実践することにしたのです。
家で毎日できないと意味がないですからね。

髪や体を洗ってから40度の湯船に入る(数分間) 
→40㎝程度の深めのバケツに水を満たし、椅子にすわったまま、足を入れる(ふくらはぎ上部まで浸す)。そして手も、できれば手首まで入れる(1~2分) 
→湯船に入る(数分間)
→2度目のバケツ冷浴(1~2分)
→湯船に入る(数分間)
→3度目のバケツ冷浴(1分) →湯船には入らず入浴終了。

わたしの場合はこのように 温→冷→温→冷→温→冷 と3セットで上がります。

温冷浴の効能は、「 温かいお湯に浸かることによる『血管の拡張作用』と、冷たい水に触れることによる『血管の収縮作用』。この血管の拡張と収縮を繰り返すことで、血流がよくなり、体内に発生した疲労物質の減少をもたらす」とのこと。
くわえて、わたしには心地よさがあります。水に浸しているときの気持ちよい冷たさと、湯船に入り直したときのジンジンくるような温かさの感触。風呂上がりの爽快感も違う気がします。(温冷浴の最後は冷浴で終わるのが良いらしいです)


ネット情報ではシャワーを使うことの方が多いようですが、手足だけでも良いと書かれているページもあるのでわたしはバケツにしています。
参照ページ↓
https://news.mynavi.jp/article/20181121-728163/

 

2のニンニクは……

2 ニンニクは…
スーパーに売っている にんにくの醤油漬けパック(20片くらい入っている)を食べる。
→1日合計3片を目安に食事中に食べる。

ニンニクの効能はすごいですね。このサイトでは10個の効能を挙げています。
基本的には代謝を高めて全身の血行を良くすることにあるようです。
https://www.tenpo.biz/tentsu/consumer/cate_health/2020-10-08-100000#i-5
一日4片までが適切と書いてあるページがほとんどなので、私は3片にしています。

 

以上、わたしの実践紹介でした。

実は、この実践にはおおきな副産物もあったのです。

それは妻の健康状態です。
妻(60歳)はずっと高血圧で。この秋に入る頃から上が140を越え続けていました(毎朝測定しています)。
水分を多めに摂ったり、塩分を控えめにしたり、運動もときどきしてはいたのです。でも下がりませんでした。
わたしの血流の効果を知って、妻も晩秋から上記2つを実行しはじめました。
すると見事に1ヶ月後、血圧が……。毎朝 140を着実に下回るようになったのです!

 

わたしも妻も、温冷浴とニンニクのどちらがより効果的だったのかは分かりません。
しかし効果を実感しているので、これからも続けるつもりでいます。

(※ただし改善されないことが1つ。それは右の人差し指です。この指だけは昨年から冷えがひどく、ちょっとでも冷たい物に触れたり冷気に当たると冷たくなり、感覚がなくなるのです。いま他の指はポカポカですが、この指だけはいまだ改善しません。)


これから真冬を迎えます。
この健康法の後日談があればまたブログしますね。

退職したら、生活上の優先順位1位が「健康」になってしまいました…。